美しいものにふれると僕は悲しくなる
それはなぜだろう   ​

山口薫

山口薫展

令和6年11月6日(水)〜30日(土)

11:30〜17:30 ※日・月・祝休廊

   (協力:弥栄画廊)
山口薫展によせて
絵の上手な画家は沢山いるでしょう 
 感性鋭く、詩情あふれる画家も沢山いるでしょう 
けれど、人の哀しみの本当を知っている画家は 少ないように思えます

 哀しみを「知る」ということは、
 日々静かに命の意味を問い、生活に深い 志をもとうとする人にしか与えられない 才能だと思うのです  
しかもその才能は芸術家に更なる孤独をあたえて しまいます   
唯一つの救いは、西行や芭蕉のように 彼らの作品が時代を超えて多くの人に愛され続けていくということです  

生きている間に「あなたの作品は後世に愛され続けますよ」と
伝えられたら、山口薫は悲しみから逃れることが出来たでしょうか

モダンアートの旗手として画壇で高い評価を得ながら
自らの知識、技術、感性、思想の恵まれた才能の間に
苦しみ続けた山口薫の作品はきっと今を生きる私たちのどんな心をも鮮やかに掬いあげてくれることでしょう

今回の企画は、全て名古屋の弥栄画廊様のご協力により実現いたしました   この圧巻のコレクションを、どうぞ皆さま お一人、お一人の眼とお心で深くお楽しみいただければ幸いに存じます。

                            令和6年秋  末佐橋美術店 佐橋夏美    

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